新型LEGACY SI-DRIVE体感試乗会

管理者のひとりごと


  栃木県栃木市にある「GKNドライブライントルクテクノロジ株式会社試験場」(ふぅ、長い名前ですね。。。)で催された新型LEGACY SI-DRIVE体感試乗会に行ってきました。

  このイベントのメインとなる"SI-DRIVE"というのは去る5月に発表されたスバルの新型LEGACY・OUTBACK(通称 Intelligent LEGACY)に搭載された機構です。「指先ひとつで、まったく違うレガシィに。」というキャッチフレーズで宣伝されているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。この"SI-DRIVE"というのは、Intelligent・Sport・Sport Sharpの3つのモードを選択し、走行シーンによってクルマの走行性能を自由自在に変えることが出来るというものだそうです。

  と、ここまで読むと「ATをちょっとだけ弄るモードセレクタと大差ないオモチャみたいなもんなんだろ・・・」などとお思いになるかもしれませんが、このSI-DRIVEでは、電子制御スロットルや車内LANを活用してトランスミッションの変速パターンだけではなくエンジンの出力特性なども統合制御するという点で、いままでの(オモチャみたいな、、、おっと失礼)モードセレクタとは大きな違いがあるそうです。
  この様に、エンジンの出力特性を走行シーンに合わせてユーザが指定するという機構は、BMWのM5などの一部の高級車で採用された例がありましたが、中堅クラスのクルマでユーザの目に見える形で積極的に採用したという点で、SI-DRIVEは画期的かなと思い、興味を持ちました。
  そこで、飛び込みでスバルディーラに試乗に行ったところ、今回の特別試乗会の話を知り参加してきた次第です。


  今回の体感試乗会は、富士重工業の開発責任者による新型LEGACYのプレゼンテーション、モータジャーナリストやレーシングドライバとして活躍されている佐藤久実さんによるセミナの座学2本立て(?!)の後、ショートコースを使ったハンドリングプログラムと、1周1.8kmの高速周回路を使った高速走行プログラムを体験するという流れになっていました。

  まず、ハンドリングプログラムは、一人ずつコースインしてレガシィの操縦性の高さや操作感を体感するという物で、レガシィB4(またはツーリングワゴン)とアウトバックの乗り比べも行うという内容となっていました。さすがに初めてのクルマ、初めてのコース、さらには講師の佐藤久実さんからは「近隣住民から苦情が来るのでタイヤのスキール(キーキー)音を出さない様に」との指示が出ているという状況だったので、攻めて走るというのには程遠い走行しかできませんでしたが、低回転域から強力なトルクを発生するエンジンフィールやボディ剛性の高さは感じ取る事ができました。
  特にB4は、ボディと足回り・タイヤのバランスがいいことから、ステアリングの蛇角に素直に反応してくれる安定した挙動と快適な乗り心地を両立しているなと感じました。一方のアウトバックは、タイヤの性格から限界点が少し低くなっており、こういったコースでは少し辛いところも顔を出しますが、ボディ性能はB4と同様に非常に高いので安心して走ることが出来るなと感じました。
  ちなみに、このプログラムの最後には佐藤久実さんがドライブするB4への同乗走行も体験することができたのですが、しっかりと荷重移動させてやればグリップ限界内でも相当なポテンシャルを発揮させることができるということに改めて感心しました。って、自分のクルマも同じタイヤ(RE050)を履いてるのですから感心してるだけじゃすまされないわけですが・・・。精進して腕を磨きます。。。

  続いて行われた高速走行プログラムは、2リッタターボのTOURING WAGONと3リッタNAのOUTBACKを使って、それぞれでSI-DRIVEのインテリジェントモードとスポーツシャープモードの違いを体感するという内容となっていました。
  まず1週目はインテリジェントモードで走行し、2週目の直線部分にさしかかった所でスポーツ・シャープモードに切り替えることで、2つのモードでのエンジンの出力特性の違いを体験するというものだったのですが、、、想像していたものよりもインテリジェントモードがパワフルに高回転まで回っており「?」と思ってしまったというのが正直な感想でした。これは、先日ディーラで試乗した時に「インテリジェントモードでは低中回転域でマイルドな回り方をするな」と感じたことから、「インテリジェントモード=大人しくてスマート」との先入観を持ってしまっていたことが最大の要因となっていた様で、正しい評価ができたかどうかというと、ちょっと微妙な所ですね。
  たしかに高速周回路の様なところでインテリジェントモードで発進すると、ややかったるい感じもしますし、加速時にはパワーが頭打ちになっていることも感じますが、これでは「インテリジェントモード=ただパワーがないだけ」となってしまいますから、これも正しい評価とは言えないわけで、、、うぅむどう考えるべきか。。。さらに、ATのフィーリングが(自称「マニュアル限定免許」の私には)いまいちしっくり来なかった事も考えると、なおさら評価が難しいですね。

  私は、SI-DRIVEの肝はむしろインテリジェントモードにあるのだろうと思っている人なので、インテリジェントモードの本質をより見極めるために、街中を想定したような低中回転域を使って走るシチュエーションも体験プログラムに入れてくれればよかったのに、と些か残念に思ってしまいました。
  まぁ、その辺はディーラでじっくり試乗してください、そして見積→ハンコという流れへ・・・、というのがスバルさんの思惑なんでしょうけどね(hi)。


  と、こんな内容のプログラムだったのですが、この中で一番印象深かったことと言えば、なんと言ってもバンクを高速(今回は120km/h程度でした)で走ると遠心力が右下(というかお尻の部分)に働くことを経験したことでしょうか。理論的には理解してる現象でしたが、今回、身をもって経験することが出来たのは嬉しかったですね。
  全然、試乗会の本質的な点じゃないじゃないかというツッコミがきそうですが・・・(汗)。


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