管理者のひとりごと
富士スピードウェイで開催されている、JGTC第4戦MALAYSIAN JGTC in FUJI SPEEDWAYに行ってきました。今回のレースは、SARSがらみの東南アジア方面のごたごたに巻き込まれ中止となってしまったJGTC第4戦セパンラウンドの代替レースとして、急遽開催されることとなったイベントと言うことで、主催者、エントラントともに多少バタバタとした感じがするなかでの開催となっています。また、セパンラウンドが中止となった事でSARS感染区域に指定されていないマレーシアもSARSの危険が迫っているのではないかという誤解を与えかねないという事で、その点に関しても神経を使っていたとのことです。
もともと、この週末はFISCOでは「チャンピオンレース」が開催される予定で、そこに今回の代替レースの話が舞い込んできたのでカートレースやFJ1600のエントラントからすれば、期せずして大レースのサポートレースとして開催される事となったので、嬉しい反面戸惑いもあったのではないかなと思いました。個人歴には、入門カテゴリのレースとトップカテゴリのレースが一緒に開催されるというのも、面白くていいなと感じました。
とはいえ、第5戦が3週間後に同じ富士であること、第4戦が富士で開催されたため選手権8戦のうち3戦もが富士で開催されることを考えると、なぜ富士で開催する必要があったのか、些か疑問に感じざるを得ないと言うのが個人的な感想でしょうか。今年は西日本での開催が少ないですから、再建に向けて頑張っている美祢サーキットでの開催といった選択肢もあったのではないか?、というのが一モータスポーツファンとしての考えですね。NSXにとって富士での開催と言うことになるとあまりに不利だというのも、そう考えてしまうひとつの理由なのですが・・・。今回、私は予選日から2日間サーキットに滞在したのですが、山の天気が変わりやすいうえに時期としても梅雨明け前ということで、天気に悩まされるレースウィークとなりました。
予選日は朝方は雨がぱらついていたのですが、日中は何とか天気が持ちこたえ、時より陽も射し込む天気となりました。おかげで蒸し暑くて大変でしたが・・・:-(。
一方、決勝日は雨が降ったりやんだりを繰り返す天気で、さらに時より御殿場独特の霧がかかることもあり、非常に動きにくい天気となってしまいました。GTの決勝レースが始まる直前からは、かなり濃い霧がコース上に立ちこめてしまい危険な状況であるということで、1時間ほどのスタートディレイ、さらには予定周回数の変更という処置がとられることとなりました。
もともと今回のレースは2レース制ということで、普段のGTとは違ってスプリントレースを2回行って総合順位を争うという形式だったのですが、周回数が短縮されたことで、スプリント性がさらに高くなってしまいました。
20周の超スプリントレースとなった第1レースは、スタート時、路面が濡れているが雨はやんでいるという状況で、周回が進むに連れて路面状況が変化することも考えられたので、非常に波乱要素が大きなレースとなりました。それだけに、見ている側としては至るところでバトルが展開される、レース終盤になって急にペースが上がるクルマもある(写真は最後列から後半追い上げを見せた62号車)などと、とてもとても楽しめる内容の濃いレースになりました。
しかし、第1レースが終了した頃から雨が降り始め、第2レースは完全なレインレースとなりました。富士スピードウェイでの雨のレースというと、98年5月に大事故が起きているだけに、サーキットには少し張りつめた空気が漂っている感じがしました。そんな中スタートが切られたのですが、1コーナ手前で300クラスの隊列が乱れ、マッハ号(5号車)、シグマMR-S(71号車)、雨宮RX-7(7号車)が絡むクラッシュが発生しました。状況が98年の事故に似ていたためヒヤリとしましたが、幸い大きな事故にもならずドライバにも大きな怪我はなかったと言うことがなによりだったなと思いました。しかし、2周目の1コーナでRAYBRIG NSX(100号車)がコースアウト、その直後ノマドディアブロ(88号車)が100号車に激突するという事故が起きてしまいました。その後、マシンの回収作業のためセーフティカーが導入されるというレースになりました。
そんな荒れたレースでしたが、GT500クラスは第1レースから他車を引き離したCALSONICスカイライン(12号車)が優勝、2位にはモチュールピットワークGT-R(22号車)が入り、5月の富士とは1、2位が入れ替わった形でのGT-Rの1-2フィニッシュと言う結果になりました。GT300クラスは両レースとも首位争いを演じたECLIPSEタイサンADVANバイパー(55号車)がGT初優勝、2位は第2レースを制したJIM RodeoDriveアドバンF360(11号車)という結果になりました。ところで、今回のGTでは、レース以外にもいつもと違った試みがなされておりました。それはピットウォークなのですが、決勝日のピットウォークはドライバ・。監督がピットレーンでポラチャリを、レースクィーンはコース上の自分のピットの前に並ぶという形で2ヶ所に分かれての開催となりました。この試み、個人的には非常に評価できるものだなと思いました。RQの皆様が目当てでピットウォークに参加する側としても、広いコース上を移動出来ると言うことで、移動もしやすく混雑緩和にも繋がる、じっくりクルマを見たい、ドライバと話をしたいという側としても今までのような地獄のような事態(特に前戦のSUGOの時は酷すぎでした・・・)を避けることができる、さらに普段は立ち入ることが出来ない本コース上に行くことが出来るなど様々なメリットがあったように感じました。今度からもピットウォークはこの形態で開催して欲しいですね。
今回は、ピットレーンをあとにする前にF.R.O.の展示も見ておきました。仮に事故が起きたとき、少しでも早い初動でドライバを助けるという重要な取り組みだけに、興味を示すお客さんも少なくないようですね。
決勝日撮影分